THE OWN WAY
MEGUMI

芸能界に身を投じてから17年。タレントとしてバラエティで軽妙なトークを披露もすれば、シリアスな迫真の演技で観客を魅了する女優としての才能も開花させた。プライベートでの妻として、母として、一人の女性としての成長も、彼女のフィールドを押し広げているように感じる。最近では、自身のルーツであるファッションや音楽、アートといった分野でのコラボレーション活動にも積極的だ。新設されたウェブサイトを覗くと、そこにはアーティストとしてのMEGUMIを垣間見ることができる。

やりたくないことに使う時間はもったいない!

 2001年のデビューから17年。当初はグラビアアイドルとして表舞台に現れた彼女。しかし、すぐに持ち前のトーク力が評価され、バラエティ番組を中心にタレントとして活躍の場を広げていった。もともと目指していた歌手としてのデビューも果たし、いまでは舞台やテレビドラマ、話題の映画にも出演。ナースから時代劇までどんな役柄もこなす女優としての確固たるキャリアを築き上げた。「よく貴方の職業はって質問されるんですけど、媒体によっては『女優です』って強めにはっきり答えることもありますね(笑)。それだけ真剣に取り組んできたし、芸能活動の中でも演技に対しては特別努力してきたつもりです。ただ、本当のところはタレントっていうのが広い意味ではあっているのかしれないけど、最近の自分のフィーリングとは少しずれているような気もしています」。  

そんな彼女は、2017年に初めて自身のオフィシャルホームページを立ち上げた。ただし、内容はよくある芸能人のそれとは少し違ったものだ。「芸能活動している人って以外に自分のホームページ作っていない人が多くて、私もその一人でした。ブログやインスタなんかで十分かなとも思っていたんですけど、いろんなタイミングがあって作ることになりました。そこで、どうせなら自分自身がやりたかったことを企画するメディアにしてしまおうと思って!」。自身が責任編集長を務めるフリーペーパー“FREMAGA”も発行している彼女ならではのエディトリアルで作られたウェブサイトは、コスメやファッションといったカテゴリごとに更新するブログも併設した、一見するとウェブマガジンのようにも見える。 なかでも特に注目すべきは『+コラボレート』という企画ページだ。MEGUMIが気になったフォトグラファーやクリエーターを中心に彼女自身がインタビューに訪れ、取材対象とのコラボレーションを積極的に展開。テーマ性を持った魅力的なポートレートやプロダクツなど、コラボによって生み出された作品を紹介している。

相手はプロフェッショナルから学生まで、有名無名、ジャンルも年齢も問わない。彼女の琴線に触れた相手とのセッションを連載していくかなり興味深い内容だ。雑誌編集や自身の子供服ブランドを立ち上げるなど、創作活動を続けてきた彼女だからこそ踏み込める内容でもあるかもしれない。 「私が芸能界に入るきっかけをくれた洋服屋さんが倉敷の美観地区近くにあるんですけど、そこの店主や周りにいる人たちからファッションや音楽、アートやいろんなカルチャーのことを教えてもらう中で、自分自身も何か表現する仕事をしたいなと考えるようになりました。それから17年、いろんな芸能関係の仕事をしてきましたけど、このコラボレートが一番自分のパーソナルな部分に近い表現だと思っています。それなりにキャリアを重ねてきたからこそ、本当に好きなことを発信できる環境を作れたし、いまだからこそ説得力もあるんじゃないかと思いますね」。 自分自身をいまは女優と定義しながらも、それだけじゃないという違和感。

ミュージシャンやアーティストの友人が自然と多いのも、彼女が芸能を志したそもそものルーツにあるのかもしれない。「今後は、メディアでの発信だけじゃなくて、立体的なイベントの企画もしていければいいなと思っています。かなり前からミュージシャンの友人たちと野外フェスをしたいねっていう話は頻繁にでているので。それもできるなら生まれ故郷の岡山で実現できたら最高だなと思います」。  最後に、岡山で過ごした原風景はどこかと尋ねると、学校への通学路でもあった倉敷美観地区だと答えてくれた。そこは情緒と文化、大原美術館をはじめとした芸術が息づく街。また、彼女のルーツがいまも変わらずそこに在り続ける場所でもある。そんな倉敷から厳しくも華やかな世界に飛び込み、全力で17年の歳月を駆け抜けてきた彼女はいま、MEGUMIというアーティストへゆっくりと変化している途中なのかもしれない。

MEGUMI/タレント

岡山県倉敷市出身。2001年にデビューしてから今年で芸能活動17年を迎える。持ち前のキャラクターを生かし、雑誌やテレビなどで活躍中。2004年フジテレビ月9「プライド」でレギュラー出演後、「救命救急24時」「ラストクリスマス」「風のハルカ」「僕の歩く道」「ライアーゲーム2」等、数多くのテレビドラマに出演。近年では、NHK大河ドラマや映画、舞台への出演により活躍の場を広げている。特に思い切り良い個性的な役を演じることに好評を得る。

編集者PLUG

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