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LE LABO ON WHEELS OKAYAMA(3/27-4/20)
27 March 2026
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NY発スローパフューマリー「ル ラボ」の移動式ポップアップトラックが、2026年春、岡山に初上陸。岡山城近くのさくら道沿いに停車し、桜の季節に香りの体験を届ける。


鎌倉の潮風、ニセコの粉雪、軽井沢の新緑――。季節と土地の記憶を香りとともに紡いできた「Le Labo on Wheels(ル ラボ オン ウィールズ)」が、4度目の停車地として選んだのは岡山だった。

2026年3月27日から4月20日までの25日間、岡山市中区浜のさくら道沿いに特別なヴィンテージトラックが姿を現す。岡山城を望むこのエリアは、旭川沿いに約250本のソメイヨシノが連なる市内屈指の桜の名所。春の陽光と桜のトンネルの下で、ル ラボの世界観に浸る贅沢な体験が待っている。


何故、岡山なのか

ル ラボがこの街を選んだ理由は、桜だけではない。

岡山は、日本六古窯のひとつに数えられる備前焼の故郷であり、釉薬を使わず土と炎だけで焼き締める伝統は、まさに手仕事の極致だ。倉敷美観地区に息づく町並み、瀬戸内の島々に点在する現代アート。この土地には、クラフツマンシップとアートが日常の風景として溶け込んでいる。

手作業でフレグランスをブレンドし、一つひとつのボトルに魂を込めるル ラボの哲学と、岡山の職人文化には、深いところで響き合うものがあるのかもしれない。桜がほころぶ季節に、その共鳴を肌で感じることができるイベントになりそうだ。


LE LABO ON WHEELS——旅するラボの軌跡

Le Labo on Wheelsは、ル ラボの店舗をそのまま一台のトラックに詰め込んだ移動式ポップアップだ。アメリカや韓国、中国で実施された後、日本へ初上陸した。

2024年、夏。日本での最初の停車地は、鎌倉・七里ヶ浜。海沿いのカフェの横に停車したトラックは、潮風とフレグランスが交わる唯一無二の空間として話題を呼んだ。

続く第2弾は、2024年の冬。世界的なスキーリゾートとして知られる北海道ニセコ。銀世界のゲレンデのすぐ横に佇むトラック。窓の外に広がる粉雪の景色と、トラック内に満ちる複雑な香りの層とのコントラストが、訪れる人の五感を刺激した。

第3弾の舞台は、2025年春の軽井沢。新緑が萌える中に停車。リトリートの地として多くの人に愛されてきた軽井沢で、木々が潤す静かな空気とフレグランスが溶け合う体験を提供した。

海、雪山、森――。そして4度目の岡山では、桜並木がトラックを迎える。これまで季節ごとに異なる風景と対話するように停車地を選んできた。岡山でどんな体験が生まれるのか期待が高まる。


トラックの中に広がる、もうひとつの世界

Le Labo on Wheelsの魅力は、その再現度の高さにある。

日本の道路基準に合わせてローカライズされた特別サイズのトレーラーでありながら、一歩足を踏み入れると、そこにはル ラボの店舗そのものが広がる。ゴールドリーフが施されたガラス窓、タイル張りの壁面、バラの花模様に重なる壁紙。海外から取り寄せたヴィンテージの照明器具や棚の上には、フレグランスのボトルが静かに並ぶ。

フレグランスやキャンドルを購入するとラベルをパーソナライゼーションすることができるのもこのブランドの特徴だ。通常店舗のある都市の名前が入るが、このル ラボ オン ウィールズでは頭文字とその土地の文字が入る。「LLOW OKAYAMA」の文字が刻まれたラベルは、岡山の桜の記憶を閉じ込める、世界にひとつだけの特別なものになるはずだ。

文字数は最大23文字。編集部も購入時にパーソナライゼーションサービスを利用させてもらった。
日付と「LLOW OKAYAMA」、自分だけのシグネチャーが刻まれたラベルはスペシャル感抜群!

ローンチイベント

今回のLLOW OKAYAMAでは、Le Labo on Wheelsとして初となるローンチイベントも実施された。会場は、トラックから徒歩約5分の場所に位置するデザインホテル「C&C Okayama」の1Fロビー。ナチュラルワインとフードを楽しみながら、ル ラボの世界観に浸る特別な夜が用意された。グラスを片手に語り合う来場者たちは、フレグランスの話題をきっかけに初対面同士でも距離が自然と縮まっていく。香りが持つコミュニケーションの力を、あらためて実感できる一夜となった。

また、岡山の街中にはLLOWのポスターが貼り出される。周辺エリアの壁に出現するポスターを探しながら街を歩く楽しみも、今回ならではの仕掛けだ。


ル ラボという存在——スローパフューマリーの哲学

2006年、ニューヨークのノリータ地区、エリザベス通り233番地に最初のラボがオープンしたことからル ラボの物語は始まる。

ブランド名はフランス語で「研究室」を意味する”Le Labo”。その名の通り、ブティックはオープンなアルチザン・ラボラトリーとして機能している。お客様の目の前で一つずつ手作業でフレグランスをブレンドし、ラベルに日付、場所、メッセージを刻印する。時間をかけて、丁寧に手をかける、スローパフューマリーのルーツに立ち返り、根本的に必要不可欠なものだけに焦点を当てるという姿勢は、創業以来一貫して変わらない。

彼らのマニフェストにはこう記されている。ラグジュアリーの未来はクラフツマンシップにある、と。手摘みのバラ、手作りのキャンドル、手作業で調合されるフレグランス。慈悲に満ちた手には魂が宿るという信念のもと、人工着色料、鉱物油、パラベン、フタル酸エステルを使用せず、ヴィーガンかつクルーエルティフリーな製品づくりを貫いている。Bコープ認証を取得し、環境と社会への責任にもコミットする姿勢は、現代のラグジュアリーブランドのあるべき形を示しているようだ。

主なコレクション

ル ラボの製品は、シンプルな名前と最小限の外装が特徴。主成分の原材料(フランス語表記)と含まれる成分の数で名付けられている。たとえば「Fleur d’Oranger 27」は、天然のオレンジの花を主要エッセンスとし、27の成分で構成されていることを示す。

クラシック コレクションは、ブランドの中核をなすジェンダーレスなファインフレグランス群。定番の「SANTAL 33」をはじめ、それぞれが独自の魂を持って開発されている。

50mlと100mlのボトルは、ラボ併設の店舗で同じ香りを20%オフでリフィルできるプログラムも用意されている。サスティナブルに香りを楽しめる仕組みも、ル ラボらしい。

ホーム コレクションでは、キャンドルやルームスプレーを展開。ボディ-ヘア-フェイス コレクションは、ヒノキ、バジル、マンダリンの3つの独自の香りを採用し、カリフォルニアで作られた植物由来のラインナップ。なかでもヒノキの香りは、日本の高野山の森に囲まれた寺院からインスパイアされたもので、岡山での体験と相性が良さそうだ。


桜の下で見つける、あなただけの香り

鎌倉では海風と、ニセコでは雪の静寂と、軽井沢では森の緑と寄り添ってきたLe Labo on Wheels。岡山では、桜の花びらが舞う春の空気のなかで、また新たな記憶の香りを紡ぐ。

同じフレグランスでも、湿度や気温、その土地の風景によって印象は変わるという。岡山の穏やかな瀬戸内の気候と、満開の桜の下で纏う香りは、きっとこの場所でしか出会えない特別なものになるだろう。

ラベルに刻まれる「LLOW OKAYAMA」の文字は、いつかその香りを別の場所で纏ったとき、岡山の桜の記憶をそっと呼び戻してくれるはずだ。


Le Labo on Wheels OKAYAMA

日程:2026年3月27日(金)〜4月20日(月)
営業時間:11:00〜20:00(予定)
場所:岡山県岡山市中区浜2丁目2-38(岡山城近く、さくら道沿い)

※会計はキャッシュレスのみ ※天候により営業時間が変更になる場合あり

https://www.lelabofragrances.jp

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