FOCUS ON…柳デンタルクリニック

「家族や友人にしたい施術」は、自由診療でなければ実現できなかった

歯科には“保険診療”と“自由診療”があることはよく知られているが、その違いは金額だけではない。安価で診療できる代わりに診療内容に制限があるため必ずしも患者の思う結果が得られないリスクがある“保険診療”に対し、“自由診療”は高価ながら仕上がりの美しさ・精度共にハイレベルな結果を得られるのが一般的だ。近年聞かれるようになった「インプラント治療」は自由診療の筆頭格であろう。

柳デンタルクリニックはまもなく10年を迎える完全自由診療の歯科。国内では珍しい肉眼の約20倍というマイクロスコープの診察だけでなく手元で動かし、さらに最新の技術「CAD・CAMシステム」によって《歯を再現》する。「これまで歯科技工士が作成していたのは、せいぜい5〜10倍程度の世界で作られた“歯の模型”。それが歯でないことは明確で、ぴったり合う歯の再生は不可能です」。

柳院長は虫歯などの保存治療を保険診療で行うのは危険だと語る。「保険診療は歯をダメにしていくだけ。最初から正確な治療をしていれば防げたことなのに、日本では当然のように保険診療が選ばれているのが現実です」日本でも少ない自由診療を、なぜ岡山のような地方都市で行おうとしたのだろうか? 「自分の家族や友人に自信を持って行える施術を患者さんにもしたかったのです」。

日本に根付く歪んだ医療意識へのアンチテーゼ

 病院のほとんどが実施しているという保険診療とは裏腹に、柳院長の目指す自由診療は日本では増加の兆しすら見えていない。「技術的に難しくても、1日の患者数が限られるせいで経営が厳しくても、自分が正しくないと思う治療をするくらいなら歯科医をする意義などありません」——院長の決して崩れぬ信念である。  なぜなら、現在、日本で行われている保険診療の実情は、アメリカではすでに違反の域にすらあるからだ。「例えば、神経を抜くという治療。人間の唾液にはあらゆる細菌が存在しているため、神経治療は唾液に細心の注意が必要ですが、実際はどうでしょう? 唾液が流れてもお構いなし、しかも他人の唾液ですら防がれていません」。驚くことに、日本の歯科医療は40年前からほとんど進化していないと言う。当然、患者の知識も意識も低いまま。なぜここまで自由診療が根付かないのだろうか。「保険診療が生み出す利益のカラクリにあると思います」。点数制で患者の懐を痛めることなく、病院に利益をもたらす保険診療。ることなく、病院に利益をもたらす保険診療。この制度こそが医療を歪めてきた元凶だと警鐘を鳴らす。  院長の下を訪れる患者は近隣や都市部だけでなく、交通手段の整っていない遠方からわざわざ足を運ぶ方も多い。歯に対する意識が特別高いのだろうか?「普通だと思います。歯の健康は何に代えても優先されるべきもの。欧米ではすでにその考えに到達しているのに、日本はいつまでたっても変わらない」。さらに地方都市であるが故に、岡山ではさらに歩みが遅いことは想像に難くない。実に東京の半額、オールセラミック施術と変わらないという施術価格を提示している。技術の高さも、比較すれば一目瞭然で、もっと一般的に普及してもいいはずだがそうではない。「信念は絶対に曲げるつもりはありません。最新の設備と技術を以て患者さんの一生の健康を守ること。小さな声であっても上げ続けることが使命のひとつだと思ってね」。

柳 英文

柳デンタルクリニック院長。九州大学歯学部卒業。卒後研修指導医。平成22年9月に当院を開業。妥協の無い治療を実現するため国内屈指の最新歯科医療機器を揃え、保険診療から自由診療にシフト。首都圏からも大勢の患者が訪れている。

柳デンタルクリニック

1日8名を限度とした日本では数少ない完全自由診療を実施。治療を細かに記したブログを見て、多くの患者が訪れる。

岡山市北区駅元町22-18 くすのきビル2F
TEL. 086-250-4564
OPEN. 午前9:00〜13:00 午後14:30〜20:00(土曜は17:00まで)
CLOSE.日曜日・祝日
http://www.yanagi-dental.com

編集者PLUG

シェアする