岡山各所で撮ったこれらの写真を見て、貴方は何を思うだろうか。リアルではない非日常、突飛奇抜、作られた世界観。自分とは無縁だと退ける視線もあれば、潜在価値を読み取る眼差しもあるだろう。本誌は、アヴァンギャルドであることだけを肯定はしていない。「いなたい」カッコよさがあることも十分に理解している。そこで提唱したのが「Three Appeals with Style」というキーワードだ。装いが都市の景観に割り込み、そこに暮らす人の自己像を揺さぶる、その作用によって地域の輝きが増すことを期待している。街は舞台、主役は自分。誰もが自信とプライドを持って生きる様が、地域のプレゼンスを高め、私たちの暮らしをより素敵なものにしてくれるはずだ。
photography: Shinichiro Uchida (SUPC), Hair: Yuki,Paul Makeup: Lulu,Miro (From_baho IZM) Model:Tomoya,RanaCostume: dubdumbdo9
at KURASHIKI STATION AREA
特集シューティングでYuki氏(baho IZM)が掲げたコンセプトの核は、「カウンターカルチャーと〈光〉」。いまの日常や既成概念を過去に置き、未来へ目を向ける。個の〈自由〉を促し、自分を自由に表現することの楽しさを体感させるように作品が構築された。流行に追随するのではなく、60年代の反骨的ムードを意識し、デニムのブルーを基調に衣装は自ら加工・リメイク。退廃的で反社会的な気配を纏わせ、アンチSNSとしてお尻には「秘すれば花」の文字が。ロケーションは、Yuki氏自身も身を置く倉敷の街。夜の街の光が、〈グランジ〉の世界観を街に浮かび上がらせた。

Costume cooperation : On Instagram@dubdumbdo9











