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RE:BORN 岡山マツダ高屋本店リニューアル!
22 April 2021
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発信するのは「ローカル・プライド」。
地域を、人々の暮らしをいつでも照らす場所へ。

東岡山エリアでこの春リニューアルを迎えた、岡山マツダ高屋本店。
不安や孤独の多い現代であるからこそ、お客様と過ごす穏やかで心地よい日々をかけがえのないものに——
“木”と“緑”と“水”のぬくもりを感じる豊かな地域文化を育む場所を目指して。

 「新型コロナウィルスにより今やニュー・ノーマルとなったソーシャルディスタンスや、オンライン商談といった新しい生活様式に沿いながらも、お客様との理想の距離感をテーマに、孤独を感じさせない“心地よい距離感”を保った対面でのおもてなしにこだわりました」。

そう話すのは、岡山マツダ幸野源会長。2016年に本社のある野田店、2018年には倉敷老松店の全面リニューアルを指揮してきた幸野会長により、今年3月、県内東部の旗艦店と位置付けリニューアルオープンを迎えた「岡山マツダ高屋本店」。

まず目に飛び込んでくるのは、ショールーム中央に配置された半円状のシームレスなカウンター。〈スタッフとお客様との理想の距離感〉をコンセプトに、事務所を持たず全スタッフがショールーム内のカウンターで働くという全国でも珍しいスタイルを採用した。半円形のカウンターにレセプションとスタッフのワークスペースをすべて集約。いつでもどこからでも、訪れる人からスタッフの顔が見える安心感にこだわった。〈会社という舞台で、一人ひとりが主役を演じきる。まっすぐな熱量で仲間やお客様と心を交える。〉そんな岡マツらしさが余す所なく表現されている。また、野田や倉敷老松のショールームと同様に、マツダユーザー以外にも無料で提供し地域の方々の憩いの場として過ごせる「カフェ岡マツ」を併設。地元人気店「キノシタショウテン」から仕入れたオリジナルブレンドコーヒーを採用し、地産へのこだわりを体現した。店内の木材からほのかに香る優しい木の薫とテラスの緑と水によって、五感で自然を感じるぬくもりある空間となった。

ショールームでは、マツダユーザーをはじめ地域の方にも楽しんでいいただける「Cafeオカマツ」も併設。瀬戸内市に焙煎所をかまえるキノシタショウテンの焙煎珈琲を、備前焼の器で味わいながら癒しのひと時を過ごせる。ショールームへの入り口には、岡山マツダの象徴である楷の木とブルーフラッグが。その奥に見えるのは、マツダ初となる電気自動車「MAZDA MX-30 EV MODEL」。


THE LANDSCAPE MAKE THE LOCAL CULTURE.

地元の素材やモチーフを使って、細部まで趣向を凝らしたシームレスな空間

スタッフとお客様との距離感や動線、おもてなしなど随所に岡マツらしさが詰まった高屋本店だが、天井高のある広々とした空間の至るところに贅沢に使用された岡山県産の杉とヒノキによって、しっとりとした自然の温もりを感じることができる。さらに、注目すべき新しい試みとして紹介したいのが、子どもを連れたご家族でも訪れやすいように、また地域の子ども達の憩いの場として生まれた、店舗奥に設置された大型キッズコーナー「木育ルーム」だ。
「森から子どもの笑顔まで」をコンセプトに、岡山県西粟倉村で林業と木工房を営む「木の里工房 木薫(もっくん)」が製作した空間には、地元西粟倉産材を主とした安心・安全な無垢材が使用されている。角が削ぎ落とされた、シンプルながら可愛らしいフォルムで飽きのこない木製遊具が設置された2階建ての木工空間は、子ども達の好奇心と想像力を育むことだろう。さらに、木育ルーム内には、メカニックルームで車を整備する様子が間近で見られる窓が設置されている。
「子ども達に本物の木のぬくもりを伝えたい」。幸野会長がそんな思いで設置を決めた木育ルームは、自身が子どもの頃遊んだ秘密基地のような場所をイメージして作られた。「最近では外遊びの場もどんどん少なくなってきているので、近隣に住む子ども達にも、ぜひ木育ルームに遊びに来てもらいたい。」と話してくれた。
木と緑と水——岡山の美しい自然を想起させる店舗の前には、幸野会長のもうひとつのこだわりである、屋根付きのバス停が。バス停の名前は、「岡山マツダ高屋本店前」。店舗前の植え込みを美しく整え、地域の景観をノスタルジックに彩る自然な色味を使ってウッドデッキと一体感のある木製の屋根付きバス停留所を設置した。バスの車内アナウンスでも「岡山マツダ高屋本店前」と紹介されるようになった。「岡山」という地をより身近に感じながら過ごす、穏やかで心地よい日常はかけがえのないもの。そんな人々の暮らしの一端を、高屋本店を通して提供したいと幸野会長は話す。

しっとり上質な店舗空間、他にはないホスピタリティ、そして素直で豊かな人間力。静かで熱い〈ローカルプライド〉を胸に、社員一人ひとりが心と心で交わる接客を体現し続けてきた。
高屋本店は、そんな岡山マツダの心が随所に込められた集大成だ。

地域とそこに暮らす人々の毎日にやさしく寄り添う。
暮らしの中に いつもある風景を目指して——




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