クリスタルガラスの最高級ブランド「LALIQUE(ラリック)」の正規販売店として、
2021年4月24日(土曜日) に「LALIQUE by TOMIYA」としてオープンを迎えた。
1888年に創業されたフランスのクリスタルガラスの最高峰メゾン、「ラリック」。
アール・ヌーヴォーからアール・デコ——デザイン史に残る一時代を牽引し、その類稀なるクリエイティビティを現代まで継承するブランド、ラリックの魅力と共に、ブランド誘致の背景をトミヤコーポレーション会長、古市大藏氏に伺った。
“クリスタルの最高峰「ラリック」が岡山に登場”
クリスタルガラスの最高峰と称されるフランスの老舗ブランド「ラリック」。中四国地方初の正規販売店が「LALIQUE by TOMIYA」として今春オープンする。光を自在に操るデコラティブの魔法——。眺めるだけで心が満たされ、ライフスタイルは豊かに彩られる。そんなクリエーションの数々を岡山の人に感じてほしい。それが、岡山にラリックを招致した想いである。
「真に価値あるものが、街と人の意識を目覚めさせるきっかけになる」
“シャネルやブルガリが岡山から撤退し、表町からハイブランドが消えていく。「ブランドが何だ」と言う人もいるかもしれないが、私はそれも「街の格」の一端だと思う。”とは、トミヤコーポレーション会長古市大藏氏の言葉。
言わば、他都市と差異のない商業エリアである岡山駅前に対し、表町は歴史と文化に裏打ちされた「岡山ならでは」を発揮できるゾーン。そんな場所が衰退してはならない。奇しくも、岡山芸術創造劇場が完成する2023年は、宇喜多直家が岡山石山城を築城し表町にまち開きをしてから450年という節目の年。表町を魅力あふれる街へと活性化する、その試金石として、時代に迎合するものばかりではなく、真に価値のあるものを通して街と人の感度を呼び覚まし、表町を再び「文化の薫る街」へ。
「ラリック」のオープンには、そんな想いが込められている。
古市会長は言う。「ラリックの持つデコラティブな華麗さは、贅を極めた、言うなれば生活の中の余白のようなもの。その余白に、文化の香りと豊かさを感じてほしい」。
ラリックの、創業130年の歴史に裏打ちされたサヴォワ・フェール(熟練技)に支えられたクラシックなマスターピースはもとより、イヴ・クライン、ダミアン・ハースト、ザハ・ハディドといった著名アーティスト達とのコラボレーションにより生まれた革新的なクリエーションにも注目。一面総クリスタルの重厚感漂うエントランスをぬけると、1階、2階と異なるコンセプトの空間が迎えてくれる。ルネ・ラリックのクリスタル装飾品、ジュエリー、インテリア、アート、ワイン、フレグランスなどの6カテゴリすべてを扱うほか、世界中から集められた、インテリアや暮らしにまつわる選りすぐりの一流プロダクトが集約された多彩なショップとなっている。
アールヌーボー、アールデコの時代を代表する芸術家、「ルネ・ラリック」の類稀な美意識と技術のもと1888年に設立されたフランスのメゾン「ラリック」のクリスタル製品が織りなす洗練を極めた世界観を心ゆくまで堪能できる「LALIQUE by TOMIYA」へ、是非とも一度足を運んでいただきたい。
LALIQUE by TOMIYA
ラリックby トミヤ
岡山市北区表町2-2-52
tel. 086-237-1038
https://www.tomiya.co.jp