FEATURE
T-SHIRT&ME Vol.3_AYUMI
12 November 2022
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Vol.3

AYUMI

PINE&SONS Staff _ Okayama city
Age.29

だいたいひと目ボレ。

岡山に移住して1年。 Cafe&Bar「PINE & SONS」で働く傍ら
フェアモデルとしても活躍中。
そのときどきで選んだTシャツは いつも彼女の感性を揺さぶったアイテム。
人との出会いと同じように。

PHOTOS BY. Shinichiro Uchida(SUPC)


人と人のつながりが、新しい世界への入口になっている。

まっすぐに伸びた長い手足、誰にも媚びない表情。独自の世界を自らの手でつくり上げているAYUMIさんのTシャツはすべて、ビッグプリントが施されたデザインだった。
「統一性はないと思っていたんですが、こうして集めて眺めてみるとバックプリントが多いことに気づきました(笑)」。服を買おうと、意志を持ってショップに向かうことはなく、ただ気の向くままに入った場所で、気に入ったものがあれば手に入れるというスタイル。好きなブランドはあるけど、そのブランドにこだわることはない。愛知県出身、幼少期からスケート競技のアスリートとして活躍していたAYUMIさんが動いたのは26歳、世の中がコロナ禍に翻弄されていた只中のこと。「それまで愛知を出たことがなかったのに、行動を制限されたせいで『しばられたくない』って思ったんです」。以前から興味があった農業に従事するために千葉へ赴き、短期間のアルバイトを終えた後、知り合いに誘われてさらに岡山へ。それから1年、Cafe&Bar「PINE & SONS」のスタッフとして働きながらモデルとしても活躍、巷でもファッションアイコンとして注目が高まっている。 「岡山へ来てからいろいろな出会いがあって、どんな仕事も、成功も、《人とのつながり》が土台にあるものだと思うようになりました」。アスリートだった頃から人とのつながりを大切にしてきた彼女だが、岡山はそれがセレンディピティであることを教えてくれた場所だ。
「今、周りの皆さんに良くしていただいて、とても楽しく充実しています。仲間意識の高さや距離感が近いせいなのかも」。年齢も性別も関係なく、様々な考えの人とふれあい、いい関わりができていることを感じている。
「見ている世界が拡がる中で、自分のやりたいことを見つけられたら。モデルだけにこだわることはありませんが、表現活動には何かしら携わっていたいと思います。機会に恵まれたり、求められたりが続くうちは、積極的にチャレンジしてみたい」。
レディース専門古着ショップのオープニングスタッフとして次のAYUMIさんのフィールド拡大がすでに決まっている。時折柔らかな光が覗く、シャープな瞳に映る景色の美しさを、これからさらに鮮やかに見せてくれることだろう。


(紹介したTシャツについて)
◯飲食店やイベントロゴなどを手掛けている、岡山の「Distance Design」のグラフィックデザイナー、​​Suguru Kawamoto氏によるオリジナルデザイン。「PINE&SONS」のお客さんだった彼が着てたTシャツがきっかけです。すごくかわいいなって思って、よく話を聞いたらデザイナーさんだったっていう。彼のタイポグラフィのデザインはどれも素敵で、すごく好き。 ○バイクのTシャツは古着ショップ「BORNYARD LIVING」系列の「FORTY FIVE」で購入。岡山は古着ショップが多いけど、レディスを扱っているショップは少ないから、会えたのは本当にラッキー。通りがかりにフラッとお店に入って、ひと目ボレで手に入れました。 ○白地のプリントTシャツはスウェーデンのブランド「Acne Studios」のもの。3年前に買ったものだけど、持っているTシャツの中では一番高価かも。元々、「アクネ」のブランドコンセプトが好き。シンプルだけど色で遊んでいる感じの、割とかわいい系のデザインが多いんだけど、中にハッとさせられる、エッジの効いたデザインを見つける。これもそんな“目についた”一枚。


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AYUMI
PINE&SONS Staff  / Age.29

◯1993年2月、愛知県生まれ。26歳まで地元で育つ。2020年、世界がコロナ禍に見舞われ、行動制限をされた際に「コロナに影響されない暮らしをしたい」と思い立ち、ずっと興味のあった農業を目指して千葉へ。短期間の農業アルバイトを終える頃、知り合いに誘われる形で岡山への移住を決めた。 岡山市北区柳川交差点にあるCafe&Bar「PINE & SONS」のスタッフとして働きながら、スケート競技で鍛えられた抜群のスタイルを活かし、フェアモデルとしても活躍中。

Instagram:@_51oaym
Instagram:@pine_sons


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