全国展開のスケールメリットを生かし、児童教育環境の向上を目指す。
自分らしく楽しみながら働ける「Home」のような職場を。
待機児童問題は、国と自治体が改善に乗り出し数年が経過するが、未だ根本的な解決には至っていない。その現状は、保育園に入るための「保活」という言葉が生まれたことからも示唆される。2018年は岡山市の待機児童数が全国ワースト3に入るなど都市圏だけでなく地方でも厳しい状況がある。その原因には、施設の少なさもさることながら、最大の問題として「保育士不足」が挙げられる。処遇改善と労働環境の整備など抜本的な働き方改革を講じなければ、焼け石に水だと言っても過言では無い。
そうした育児環境の諸問題に真っ向から取り組み、解決の糸口になると期待されているのが、ちとせ交友会だ。1970年に岡山市で創業、以来都市部を中心に事業を全国に展開、認可保育園に加え幼保連携型認定こども園、児童発達支援&放課後等デイサービス、放課後児童健全育成(放課後児童クラブ)など児童教育のスペシャリストとして成長著しい社会福祉法人である。
基本理念である「Home」に込められているのは子どもたちはもちろん、その保護者、働く職員、地域の人々まで関わるすべての人にとってあたたかい居場所でありたいとの想いだ。この言葉はある時、職員から自然に発せられたものであったという。背伸びをした理念ではなく法人そのもののあり方が「Home」だということなのだろう。
一方、教育においては「考えさせるを考える」をコンセプトに、遊びの中で自律した発達を促す教育を導入。また、ともに働く職員のために《長く楽しく働ける》就労環境の整備も余念がない。ライフワークバランスの維持と処遇改善はもちろん、働きやすい人間関係と環境の両立を目指し、園長とエリアマネージャーが常にサポートをする。
入職後のキャリアアップや研修はこれまでも充実させてきたが、さらに保育士の育成に力を入れるため、働きながら保育士・幼稚園教諭などの資格・免許取得ができる「ちとせこども学院」が創設された。高卒以上であれば経歴は不問で、保育補助として姉妹園に勤務し給与を受け取りながら現場実務と知識を学べるため、実質負担ゼロ。また子育て中でも子どもを預けながら学べることも大きな魅力だ。 《長く働く》ために、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応。育休後の復職率はほぼ100%、自分の子どもを同じ園に預けるケースも当然の風景だという。さらに全国展開しているため家族の転勤があっても離職を考える前に近隣での勤務を検討出来る点も見逃せない。
夢を叶える前も叶えたその後も、一人ひとりの成長とともに歩むちとせ交友会。ここから生まれるあたたかい光が、この国の未来と子どもたちの将来を照らしていく。
目指すのは関わる全ての人にとっての「Home」
子どもたちはもちろん、保護者、職員、そして地域。関わるすべての人をいつでもやさしく迎えてくれる場所「Home」。卒園児が保育士として帰ってくることもあるという。全国へとそのあたたかな理念は拡大し、待機児童問題をはじめ、育児環境の課題解決に向けて幅広く取り組んでいる。
働きながら資格を取得「ちとせこども学院」
働きながら実質負担ゼロで資格取得が可能。「ピアジェ理論」に基づき、遊びの中で体験する自律性を重視した教育を学び、資格・免許取得を目指す。子育て中でもOK!現場に精通したベテラン講師のもと、子どもたちとふれあいながら夢を叶える。
〈豊岡短期大学 通信教育部 こども学科 学習サポート校〉
「考えさせるを考える」学びのための仕組み
創立50年の実績のもと、無理なく子どもの発達を促せる質の高い幼児教育を提供。ただ“教える”のではなく、知育玩具やボードゲーム、カードゲームなどの遊びを通して子どもたちが自分で「考える」力を身につけるための指導を実施。食育にも注力し、様々な学びの機会を創出している。
〇社会福祉法人ちとせ交友会
岡山市東区益野町40番地 TEL.086-944-6116 https://www.chitosek.or.jp